食べ物・おやつ

犬が楽しく食事をとれるように、犬の食事の特徴や、その犬の癖などを観察して食事の習慣などを考えてあげましょう。

そもそも犬は狩猟をし餌をとってい野生動物です。
食べられるときにたっぷり食べておく性質のため、早く大量に食べることを習慣としています。
また、人間のように細かくかみ砕いてものを食べるような歯もありません。

固形のドッグフードの場合には、一度に大量に与えると胃腸への負担が大きくなる可能性があります。

餌の種類

犬の餌の種類は大きく分けて、ドライタイプ、ウェットタイプ、ソフトドライ・セミモイストタイプなどに分けられます。

ドライタイプ

ドッグフートといえばドライフードをイメージする方が多いと思います。
水分量が少なく、動物性、植物性の栄養をバランスよく配合しているフードです。
水分が少ないので、お水を用意して食べさせてあげましょう。
保存が効くので利用しやすく手間がかからないドッグフードです。

ウェットタイプ

ドライタイプに比べて、いろいろな種類があるドッグフードです。
缶詰やパックなど販売されています。栄養素はドライタイプに比べると少なめなので多めに食べる必要があります。

犬も好むものが多いので「ご褒美」などに向いています。
また、ドライタイプに比べてカロリーも低いので、ダイエットにも向いています。

ソフトドライ・セミモイストタイプ

ドライフードとウェットフードの中間くらいの柔らかさのドッグフードです。
こちらもいろいろな種類があるドッグフードです。

餌のあげかた

ドライフードも丸飲みしてしまうので、とくに早食いなどで消化器官への負担が気になる場合には、餌をふやかして与えたり、1日2回に分けるなどしてあげましょう。
また、食べる前にハウスをさせて安心させてから食べさせるなどしてあげましょう。

子犬や老犬などは、なるべく消化しやすい餌を選んであげましょう。

食べさせてはいけないもの

犬を飼っている人は知っている人も多いと思いますが、犬に与えてはいけない食べ物があります。
愛犬にとっては有害で命の危険もありますので、ついうっかり与えてしまわない様に、犬が届く範囲には置き忘れなど内容にしてあげましょう。

チョコレート

チョコレートを与えてはいけないことを知っている人は多いと思います。
カカオに含まれる成分によって嘔吐や下痢、発熱、けいれんなどの中毒症状を引き起こします。

犬がチョコレートを食べてしまった場合には、すぐに獣医師に受診しましょう。
摂取量が、少量の場合には中毒症状がでないこともありますが、最低でも24時間は様子を見てあげましょう。

タマネギ・ネギ

玉ねぎも犬にとっては危険な食べ物です。血液中の赤血球を破壊する成分が入っています。
この成分は過熱しても分解されないため、人間のご飯をあげる場合などにとくに注意が必要です。
ハンバーグや餃子、スープなどに玉ねぎが入っていた場合に成分が分解されないため、玉ねぎ中毒を引き起こします。
中毒症状が現れるまでに24時間~数日かかることがほとんどですので、嘔吐、下痢、血尿などの中毒症状が現れた場合にはすぐに獣医師に受診しましょう。

ブドウ・レーズン

ブドウやレーズンは中毒症や腎臓障害を引き起こします。
とくに皮が危険であることは分かっていますが、どの成分が原因なのかは分かっていません。

犬は甘いものが好きなので、うっかり食べてしまわないように気を付けましょう。

キシリトール

人間の食べ物などのキシリトールは少量でも中毒症状を引き起こします。
口腔ケアをされる飼い主が多いですが、必ず犬用のものを使用するようにしましょう。

鳥の骨

犬は鳥の骨を消化はできます。
ただし、鳥の骨は砕けると先端が尖り刺さりやすくなります。
喉や胃などを傷つけてしまいます。