【犬の寿命】犬の年齢は人間に例えると何歳?長生きするためにできること

生態・飼育

犬の年齢は、人間で例えると何歳か知っていますか?
同じように歳をとっているように見えても、小型犬と大型犬では歴然とした差があることがあります。
犬の年齢については諸説ありますが、今回はサイズごとの年齢計算式と、愛犬が長生きするためのポイントをご紹介します。

犬の年齢を調べる方法

犬の年齢を調べる方法については諸説あります。
2019年にはアメリカの研究チームが、新たな計算方法を発表しました。

16 ln(犬年齢)+31=人間に換算した年齢

今回は、一般的に広まっている計算方式でご紹介します。
また、人間との比較で犬の年齢を算出する場合、小型犬種と大型犬種では寿命が大きく異なるため、小型犬、大型犬の年齢を分けて説明します。

小型犬・中型犬の年齢計算式と早見表

小型犬や中型犬の場合、人間の年齢に相当する年齢の計算式は以下の通りです。

24+(犬年齢-2)×4=人間に換算した年齢

例えば、10歳のポメラニアンは、換算年齢で56歳の人間に相当することになります。
これは、小型犬の寿命が最長で15年以上であるのに対し、大型犬の平均寿命が10年程度であることに起因しています。

小型犬・中型犬の年齢早見表

小型犬・中型犬人間
3カ月5歳
6カ月9歳
9カ月13歳
1歳17歳
2歳24歳
3歳28歳
4歳32歳
5歳36歳
6歳40歳
7歳44歳
8歳48歳
9歳52歳
10歳56歳
11歳60歳
12歳64歳
13歳68歳
14歳72歳
15歳76歳
16歳80歳
17歳84歳
18歳88歳
19歳92歳

大型犬の年齢計算式と早見表

大型犬の場合、人間の年齢に相当する年齢の計算式は以下の通りです。

12+(犬年齢-1)×7=人間に換算した年齢

例えば、7歳のグレートデーンは、換算年齢で54歳の人間に相当します。
これは、大型犬種ほど老化が早く、一般的に寿命が8~12年であるためです。

大型犬の年齢早見表

大型犬人間
3カ月3歳
6カ月6歳
9カ月9歳
1歳12歳
2歳19歳
3歳26歳
4歳33歳
5歳40歳
6歳47歳
7歳54歳
8歳61歳
9歳68歳
10歳75歳
11歳82歳
12歳89歳
13歳96歳
14歳103歳

犬の寿命はどのくらいですか?

犬の寿命は、その大きさに大きく左右されます。
小型犬は大型犬よりも長生きする傾向があり、平均寿命は15年以上と言われています。
一方、大型犬は平均寿命が8~12年で、さらに短命の犬種もいます。
愛犬の推定寿命を知っておくと、人間でいうところの年齢を計算するときに便利です。

愛犬を長生きさせるための5つのポイント

愛犬が健康で長生きするために、飼い主が気を付けてあげられることがあります。
あなたができる5つのポイントをご紹介します。

3-1.定期的な検診の実施

人間の健康と同じように、定期的な健康診断を受けることで、問題の早期発見につながります。
年1回の健康診断と、いつもと違う行動や病気の兆候を感じたら、必ず獣医さんに診てもらいましょう。

3-2.適度な運動

すべての犬は定期的に運動をする必要がありますが、どの程度の運動が必要かは、個々の犬によって異なります。
かかりつけの獣医さんに、どの程度の運動が必要かを相談し、その子に合った運動をするようにしましょう。

3-3.食事管理

愛犬が何を食べるかは、運動量と同じくらい重要です。
犬種や年齢ごとに適した、質の良い食事を与えるようにしましょう。
獣医さんや資格を持った動物栄養士に相談し、愛犬に最適な食事についてアドバイスをもらうことができます。

3-4.病気・怪我

愛犬が病気にかかったり、ケガをしたりした場合は、できるだけ早く診察を受け、治療することが重要です。
また、犬種ごとの健康上の問題を把握しておくことは、愛犬の寿命を延ばすことにつながります。

3-5.避妊・去勢手術

最後に、避妊・去勢手術は、愛犬の寿命を延ばすのに役立ちます。
また、ホルモンに起因する問題行動も軽減されます。
詳しくは獣医さんに相談してみてください。

まとめ

犬の年齢を人間の年齢に換算するのは難しいかもしれませんが、この記事で紹介する計算式を使って、およその年齢を把握することは、愛犬への理解を深めて、より良い付き合い方ができるでしょう。
また、大切な愛犬が長く幸せに暮らせるようにすることができます。