初心者が覚えておきたい、犬と飼い主のストレスを減らすしつけ7選

しつけ

愛犬を飼い始めたばかりの初心者の方に、愛犬と快適に暮らすために覚えておきたい「しつけ」のコツをご紹介します。
愛犬をさまざまな危険やトラブルから守るために必要なのが「しつけ」です。
人間の子どもだって、お父さんやお母さんから「危ないことをしてはいけない」と教わりますよね?
今回は、人と犬が一緒に暮らす上で避けられないストレスから愛犬を守るためのトレーニング方法をご紹介しますので、ぜひ試してみてください!

アイコンタクト(基本トレーニング)

アイコンタクトは、基本トレーニングの中でも特に重要なポイントです。
犬は、飼い主と優しく、注意深くアイコンタクトを保つことを学ぶ必要があります。
これは、飼い主と犬との間につながりを作り、犬との絆を積極的に強化することにつながります。
飼い主の視線や表情を読み取れるようになることで、相互理解と信頼が生まれます。
アイコンタクトに慣れることは、教養があり、落ち着いていて、反応の良い犬を育てるための重要なステップなのです。

セッションは短時間で楽しく行いましょう。
まずは、犬があなたの目を見つめる時間を徐々に増やしていきます。
目を見たときに、言葉によるご褒美やおやつをあげましょう。
これは、アイコンタクトに関連するハッピーでポジティブな経験を作り出す方法です。

ボディタッチ(人に触られることに慣れる)

触られることに慣れることは、犬と人間の関係において重要な要素です。
タッチトレーニングは、他の人や動物と接触することに対し、全体的に敏感で落ち着いた、ポジティブな反応を生み出すのに役立ちます。
さらに、グルーミングや、病気や怪我などの治療の時にも役立ちます。

まずは、犬の首輪や頭、マズルなど体の一部を触ることから始めましょう。
犬が嫌がったり抵抗したりせずにじっとしていたら、言葉で褒めてあげましょう。
喜んでいることを示すために、おやつやご褒美を与えるのもよいでしょう。
基本的なタッチに慣れたら、前足やしっぽを触ってみましょう。
徐々に全身を触られることに慣れるようにしましょう。

トイレのルール(トイレの場所に慣れる)

トイレの場所を覚えることは、最も重要なルールのひとつです。
いつ、どこでするのかを知ることで、愛犬の安全が確保され、片付けもしやすくなります。
最も重要なことは、一貫性を持たせることです。

ハウストレーニングの際には、犬がトイレをする場所を決めておきましょう。
その場所に、おしっこパッドや新聞紙を置きます。犬が指定された場所でトイレをしたら、言葉で褒め、ご褒美をあげます。
こうすることで、望ましい行動を積極的に強化することができます。
また、犬が失敗しても、叱ったり罰を与えたりしてはいけません。
その代わり、優しく片付け、間違った場所に行くようになったら部屋を出るなどして、愛犬にそれが許されないことであることを知らせます。

食事(飼い主の許可を得ることに慣れる)

犬に餌やおやつを与える場合、食べ始める前に許可を待つことを覚えさせましょう。
これは、食物攻撃性の防止とマナーの教育に役立ちます。

まず、犬が食べたり、手から食べ物を取り出したりする前に、フードボウルに手をかざします。
愛犬が食べるのをやめたり、食べ物から目をそらし始めたら、「OK」または「GO」と声をかけて食べる許可を出します。
この時のワードは一貫性を持ちましょう。

もし、愛犬が許可なく食べ始めても、怒鳴ったり叱ったりしてはいけません。
その代わり、落ち着いてボウルを取り上げ、愛犬が食べるのをやめたらボウルを取り替えてください。

社会化(見知らぬ人や他の動物に慣れること)

社会化は、慣れない人や動物による犬のストレスや不安を防ぐための重要な要素です。
社会化を行うことで、犬は自信を持って、安全に社会に出ることができます。
また、他の動物がいるときに友好的な行動をとります。

まずは、ドッグパークなど、他の人や他の犬と触れ合える特定の場所に犬を連れて行くことから始めましょう。
愛犬の様子をよく観察し、良い行動をとったり、落ち着いていたりしたら、言葉でご褒美をあげたり、おやつをあげたりしてください。
また、知らない人の匂いを嗅ぐこともできますが、リードをつけ、必要であればあなたが介入できるような距離で行うようにしましょう。

留守番(1頭で過ごすことに慣れる)

ほとんどの犬は短時間の留守番なら平気ですが、中には家族が不在のときに不安な表情を見せたり、行動が悪くなったりすることがあります。
犬に慣れてもらうために、まずは家の中のいろいろな部屋に数分ずつ留守番させることから始めましょう。
おもちゃや噛みごたえのあるものをおやつとして置いておくと、留守中も楽しくて気が紛れるでしょう。

数分間の留守番に慣れてきたら、徐々に時間を長くしていき、「お留守番」をさせるようにしましょう。